「バラの花車の製作 3」の設計図にもあるように、大羽を角度的に三等分し、内周部分は中央を残して両側に小羽が挟まる形にします。
下が、三等分線ケガキ用治具です。角度が微妙に合わず、何度か作り直しました。
これを使って、大羽に三等分線を引き、また別の治具を使って小羽と組み合わせる上辺の線をケガキます。
また、設計図をコピーしたものを型紙にして、残った材に小羽の形をケガキます。
このような状態になりました。
糸鋸盤を使って大羽に切り欠きを作ります。
同じく小羽を切り出します。
切り過ぎないように注意が必要です。
特に小羽は小さな端材からさらに切り出すので、材が暴れないようにしっかり押さえなければなりません。
糸鋸盤には、中央穴を小さくすることと、すべりをよくするために、ステンレス板を特注して載せてあります。
糸鋸刃も別にネットで取り寄せたものです。
糸鋸盤は、ウネウネとした振動(と音)はありますが、比較的に静かな機械だという印象です。
刃を交換することで、細かい作業から金属の切断まで使えますので、結構利用価値があるかと思います。ただきっちりとした直線や円を一発で切り出ことは難しいです(私にはできません)。
大羽を切り出したものです。
小羽も切り出して、14個ずつ部材が荒取りできました。
次回は、整形して輪にする工程を予定しています。