バラの花車の製作 16:床(1)

少し間が空きましたが、「バラの花車の製作」第16回目となります。

前回までで、車輪が(一応)完成しました。

 

床部分を製作します。

手持ちのバラ材では、到底一枚では作れない大きさなので、何枚かを張り合わせて一枚の大きな板を作ります。

ニュー・ドーンの大枝の幅広の端材です。ヒビも入っており、簡単ではありません。色の濃い材は、一度木固めしているためです。

概略的な製材終了時の様子です。接着したときにほぼ平面になるように、材の側面の垂直に特に注意します。
なお、一番奥の材は、模様がほかの材と調和せず、気に入らなかったので、後にほかのものと交換しました(下の写真は交換後のものです)。木工用ボンドでいったん接着したものを解体する経験となりました。

板ガラスに上面(木裏側)を伏せて面を合わせながら接着します。木裏面(中心に近い方)の方が、皮が残りにくく、また模様的にも優れていることが多いです。

木表面は、皮がまだ多く残っています。あとで削りますが完全にはとりきれませんので、これを床下側にします。

ベルトサンダーでさらに整形します。下の写真は下側(木表面)です。

上面(木裏面)は次のようになりました。まずまずそろった感じになったかと思います。

まだやや厚めですがいったん整形を終了します。
このままでは側面に皮が残るなど見苦しいので、四方を別材で囲む構造とします。

下は、アプリコット・ネクター(右)、ニュー・ドーン(下)、ファンタン・ラトゥール(左上)の枝材です。

これを半分にします。

このころから、この作業は糸鋸盤を使うようになりました。糸鋸盤との接触面を、あらかじめベルトサンダーを軽く掛けて少しでも平面にしておくと、作業がしやすいです。

アプリコット・ネクターとファンタン・ラトゥールは、さらに二分して4本にします。

このアプリコット・ネクターにはくっきりとした模様があり、床板の側面として使うのに好適とみました。

 

次回は、この続きの工程です。

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