車輪外輪に、輻を差し込んでいきます。
まず、輻の長さを外輪に合わせてデザインナイフで切断します。片側に付き21本です。車軸側を斜めにカットして干渉を防ぎます。
下は、作業の状況です、乱雑に見えますが、いろいろな道具を使います。
輻が穴よりやや太いので、欅の端材の2mm穴に挿入したり、ハンマーで軽く「木殺し」をしたりして、穴に入るようにします。定規の上に重なっている木片治具などを使いながら、手で押し込んでいきます。狭いのでハンマーで打ち込むことはできません。
ティッシュの箱は、切ったパーツが飛んでいかないようにする防壁です。
作業用のルーペは、エッシェンバッバを長く使っています。
切欠きの角度の調整などは、ピンセットで行います。
1本1本植え込むように挿入していきます。狭いのでこういった順序で入れていきます。
一周終わった状況です。写真がブレてしまいました。
轂との接合は、主として両側面からの接着によることになります。
轂の端面を切断整形し、下の車輪組立て用治具を使って高さを調整します。
轂の表側(大きなパーツ)には、輻とほぼ同じ幅の段差が設けてあり、接着面の表面積を増やしています。
治具に固定して接着します。
ケーキ用回転台の上での作業です。
接着乾燥したら、木固めをして強化固定します。
車輪外輪と輻の結合も、木固め剤が含浸して強固に接合するであろう、という考えです。
最大の難関である車輪が完成しました(一応)。
次回から、車体部の製作に入ります。