バラ工芸の要領は、他の庭木にも応用できます。
玄関脇に、トサミズキがあります。
3月に、このような黄色の花をつけます。桜よりも早く、春を告げる花といえます。
枯れている幹があったので、剪定して乾燥させたものが下の画像です。
直径は43mmほどです。ご覧のように、ひびも多く、しかも脆い感じです。
しかし右側に着色部があり、ここは意匠的にも面白そうで、このあたりは使えそうです。
ただ画像にもあるように、幹がねじれており、素直な直線状の材は得るのが難しく、簡単にはいきません。
トサミズキの剪定材(着色部)から作ったボールペンです。
クリヤ仕上げです。やや地味ながら、味わいのある仕上がりになったと思います。
ボールペンのパーツは、米国の woodcraft.com からの個人輸入です。上掲画像下のペンパーツは、必要な材の長さが短く、その割に豪華な仕上がりになるのですが、パーツの価格は高くなります。
このサイトは、今見ると円表示になっていますが、以前はドル表示でした。為替相場の影響をもろに受けるので、相場状況を考慮しながらの発注でした。