バラの花車の製作 18:欄干(1)

欄干部のデザイン・造形としては、花台としてうるさくならないこと、洋花にも違和感なくマッチすること、などから、擬宝珠などの装飾的要素を省いたシンプルな構成としつつ、材の色の違いなどで、木材のみによる構成の中で変化を表現することにしました。

グラハム・トーマスの枝材を切ります。

糸鋸盤で4分割し、太い2本を最上部の横桁にします。

ベルトサンダで荒製材後、旋盤に咥えて曲面用布やすりで研削します。その後、手作業で前後端を細め、整形していきます。

このような状況になりました。これが左右につきます。

先に4分割していたファンタン・ラトゥール材を、ベルトサンダーで研削して角柱にし、欄干の基材とします。

一番右の材は、節があって不適となり(結局折れてしまいました)、色合いの似たニュー・ドーンの端材から作り直しました。

45度切断治具を使い、留め加工をします。

その後板ガラス上で、直角に注意しつつ接着します。

ニュー・ドーン材から欄干の柱を製作します。

柱は左右3本ずつとし、中央は細め、両端はやや太めとします。

下はグラハム・トーマスの4分割材のうち、細い方の2本です。ここから欄干の横板をとります。

色が濃いので、色合いに変化を付けることができます。現物合わせが必要となる部材でもあるので、実際の加工は少しあとになります。

 

次回は、欄干部の続きです。

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